GlobalDocのLangXpertが東芝の全世界コンテンツ・ワークフローを強化

評価:
2012年、スマーター・コマースの主導社であるIBMと日本のPOSシステム、小売業向け関連テクノロジーの主要メーカー東芝TECは、全世界に小売POSソリューションを販売するIBMのリテール・ストア・ソリューション(RSS)事業を東芝TECが買収することに合意したと発表しました。取引完了後に東芝TECはハードウェア、ソフトウェア、店舗内統合ソリューションを提供する世界最大のPOSシステム企業になりました。東芝はIBMビジネス・パートナーとしてIBMと協力して、スマーター・コマース体験を世界中の小売店やその顧客に提供することにしました。

2013年、東芝の複数部門の従業員はIBMから東芝への業務移行後にどのコンテンツ、翻訳システムを維持すべきか、どんな新規プロセス、手続きが必要かを判断する仕事を与えられました。GlobalDocがLangXpert翻訳管理ソフトウェアをカスタマイズして、業務の譲渡後に東芝が必要とするグローバルなコンテンツ管理面に対応できるか、判断するよう要請を受けました。さまざまな東芝製品ラインにまたがる複数言語の翻訳サポートをするには、長年に渡る用語集、メモリ、専門用語データもプロセスの間に維持、移行しなければなりません。

解決策:
東芝のマーケティング、製品開発/プログラミング、技術文書、教育Webサイト開発部門に対するグローバルな対話翻訳サービスに責任を持つGlobalDocはコストパフォーマンスが高い、LangXpertベースの技術ソリューションを提案して、容易なコンテンツ、データ入力を可能にしました。コンテンツは東芝が必要とするあらゆる言語に翻訳され、配布されます。LangXpertはOracleのECMシステムと統合されているので、翻訳されたコンテンツの複数メディアでのグローバルな自動配布が容易になりました。

さらに、オリジナルの英語コンテンツをLangXpertテンプレートベースのコンテンツ管理ファイルに受け入れられるようにLangXpertはカスタマイズされました。東芝は最小限の経費で、業務にまったく影響を与えずにこの新たな提案への移行が可能になりました。利用初年度で、東芝は以前利用していた翻訳コンテンツ管理システムへの支出と比較して、100万ドル以上を節約できました。この削減は継続的なもので、東芝はLangXpertを利用して複数部門がグローバルに配布するコンテンツを管理しています。2018年にはさらなる強化が予定されていて、より多くのWebベース・コンテンツに対応します。

付加価値:
GlobalDocと東芝の複数部門、製品グループ、事業部門のイノベーションを念頭に置いたコラボレーションで、移行中のユーザー向けのきわめてコストパフォーマンスの高い、ユーザーに優しいソリューションができました。レガシー・システムのデータは維持されて、このプロセスの間にあらゆる東芝が必要とする言語の専門用語の一貫性や一般的な翻訳品質が強化されました。

現在、東芝はLangXpert統合で翻訳情報の50%経費削減を実現し、LangXpertコンテンツ・テクノロジーの利用でさらなる経費削減を継続しています。長期的な協力関係は継続され、お客様とベンダーの創造的で、透明度の高いコラボレーションが大きなテクノロジー上の成果を生み出しながら、お客様の全世界での対話要件を支援する経費管理と品質への集中が維持できることを実証しました。